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ja:sync [2010/03/26 23:02] – created adamaymasja:sync [2012/03/18 05:10] – [同期を実際に使う] odon
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-====== 同期化 ======+====== 同期 ======
  
-複数のコンピュータを使用する場合、どのコンピュータでも同じライブラリを使用することができ(Zotero2.0以降)。+複数のコンピュータを使用する場合、同期機能によりどのコンピュータからでも同じライブラリを使用することができます(Zotero2.0以降)。また、同期機能を使うと、インターネットにつながってさえいればどのコンピュータからでも、zotero.orgのウエブサイトにログインすることで自分のライブラリを見られるようになります(ページ左上方のMy Libraryタブから)。
  
-複数のコンピュータ間のZoteroの同期は、データの同期とファイルの同期の二つの部分からなる+複数のコンピュータ間のZoteroの同期は、データの同期とファイルの同期の二つの部分から構成されています。
  
  
-===== データの同期化 =====+===== データの同期 =====
  
-データの同期添付ファル以外すべてのデータ(アイテム、メモ、リンク、タグ等)、FirefoxにインストールされているZoteroとZoteroのネット上のサーバとの間で同期化する。これによって、どのコンピュータでも同じライブラリを使用することでき+データの同期は、ラブラリのアイテム、メモ、リンク、タグなど(手元)コンピュータとネット上のZoteroサーバとの間で統合させZoteroのインストールされたどのコンピュータからでもご自分のデータで作業することができるようになります。また、ご自分のライブラリを zotero.org 上でオンラインで閲覧することも可能です。データの同期は無料で、保存容量の制限はなく、ファイルの同期を使わなくても使用できます
  
-まずzotero.orgの[[/user/register/|ユーザーアカウントを入手]]す。Zoteroの[[preferences|設定画面]]で、ログイン情報を入力すデフォルト設定ではライブラリに変更がある度にサーバーと同期化するめ、これで異なるコンピュータの間でライブラリを同期化できるようになる手動で同期化したいときは、自動同期解除ればできようなる。この場合Zoteroツールバーの右上ある同期化アイコンをクリックする+Zoteroライブラリを同期させるには、まず zotero.orgの[[/user/register/|ユーザーアカウントを入手]]しま(このアカウントはZoteroフォーラムにも併用できます)それからZoteroの[[ja:preferences|環境設定]]の「同期」タブの「Zotero同期サーバ欄」で、あなたのログイン情報を入力します。初期設定ではライブラリに変更がある度にZoteroはサーバーあなのデータを同期します。自動同期を無効化するには、「自動的に同期」のチェックを外してください
  
-初めて同期化するとき、特ライブラリのサイズが大きい場合Firefoxがシュしたみたいになが、処理に時間がかかったるため。2回目以降は問題ない+[[image of button="Sync with Zotero Server"|{{http://www.zotero.org/static/images/support/quick_start/small/sync.png?nolink }}]]自動同期に加えて、Zoteroツールバー右上にある「Zoteroーバと同期」ボタンをクすことでも手動で同期させことができます
  
-=====ファルの同期化=====+初めてZoteroラブラリを同期する際には、とりわけライブラリが大きい場合に、Firefoxがフリーズしたように見えるかもしれませんが、我慢してください。もしZotero同期アイコンが回り続けていて、何かおかしいと確信した場合、 [[kb:Sync Queuing|こちらの記事]]をご覧ください。
  
-データの同はライブラリのアイテム同期化するが、ファル(PDF画像、音声等)は送受信しない。+設定で、Zoteroはローカルのライブラリをzotero.org 上ライブラリと統合させます。あるコンピュータであなたが行った変更内容は他の全ての同期しているコンピュータに反映されます。もしあるアイテムが、同期が取られる間に複数のコンピュータで変更を受けた場合、衝突回避ダアログが現れどちらのバージョンを残たたいか尋ねてきます。稀場合として、サーバ上のデータをローカルのデータで完全に上書きした場合、[[kb:Sync Reset Options|同期のリセット]]を利用することができます 
 +=====ファイルの同期=====
  
-ファイルを同期化するには、Zoteroが運営するZotero File Storage、あるいは個人で持っているWebDAVアカウントつかう二つの方法がサポートされて+「データの同期」はライブラリのアイテムを同期しますが、添付ファイル(PDF、画像、音声等)は同期されません。データの同期に加えてこれらのファイルを同期化するには、2つの方法が用意されています。すなわち、Zoteroが運営するZotero ファイル・ストレジを使うか、あるいは個人で使用しているWebDAVを使、「ファイルの同期」を設定します 
 +==== Zotero ファイル・ストレジ ====
  
-==== Zotero File Storage ====+「ファイルの同期」の方法としては、Zoteroファイル・ストレジの利用が推奨され、WebDAV載りように比べていくつかの利点があります。たとえば、グループ・ライブラリの中のファイルの同期、Zotero.orgを通じた添付ファイル(PDFなど)へのアクセス、簡単な設定、互換性の保証、ある種のファイルのための改良されたアップロード性能などです。Zoteroユーザは、一人につき 100 MBまでの無料のファイル・ストレジ容量が与えられ、さらに有料で[[storage#storage_pricing|大容量のストレジ]]が利用できます。
  
-推奨されているのは、Zotero File Storage。 WebDAVに比べていくつかの利点がある。 +詳しくは[[storage|Zotero File Storage]]を参照ください
- +
-詳しくは[[file sync|Zotero File Storage]]を参照。+
  
 ==== WebDAV ==== ==== WebDAV ====
  
-WebDAVはウェブ上でファイルをやり取りするための一つのスタンダードであり、WebDAVを提供る様々なオンラインサービス(Apple iDisk, JungleDisk, BingoDisk等)が存在す勤務先(例え研究機関)で提供されていることある。+WebDAVはウェブ上でファイルをやり取りするための一つの標準的なプロトコルす。なたの勤務先研究機関でWebDAVストレジを提供してい場合もあります。その他、有料、無料を含めて様々なオンラインサービス(Apple iDisk, JungleDisk, BingoDisk等)が存在します。 
 + 
 +WebDAVアカウント情報をお持ちなら、[[ja:preferences:|Zotero環境設定]]の同期タブに、そのWebDAVサービスで提供されるURL、あなたのユーザーネーム、パスワードを入力してください。secure WebDAV(https)をご使用かどうかを指定してください。もし不明の場合は、両方を試してみればよいだけでしょうが、サービス提供者はどちらか知っている筈です。れらの情報を入力した後、「サーバを検証」をクリックしてください。ZoteroがWebDAVアカウントの検証に成功したら、WebDAV経由でのファイルの同期の準備が整っています。 
 +===== 同期を実際に使う ===== 
 + 
 +上記2種類の同期は同時に行われる。自動で同期させる場合は、変更は数秒以内に同期されます。手動の場合は、Zoteroツールバー右端の同期アイコンをクリックする必要があります。 
 + 
 +複数のコンピュータで同期設定に同じログイン情報を入力しておく、Zoteroはすべてを透過的に(ユーザに特に意識させることなく)同期させます。同期が取られる前に、同じアイテムまたはファイルが二カ所から編集を受けた場合のみ、なたは注意を払う必要が生じます。この場合、衝突回避ダイアログが現れ、どちらの変更を維持すか選ぶことができます
  
-WebDAVサーバーのURL、ユーザー名及びパスワードを設定画面で入力しZoteroによる情報の確認が終われば、ファイル同期化のための準備は完了。データの同期化とともにWebDAVを利用したファイルの同期化も行われるようになる。 
  
-===== 同期化を実際に使う =====+一台のコンピュータしか使わない場合でも、ライブラリをzotero.org上でどのコンピュータからでもオンラインで閲覧できるとい利点があります。あなたのコンピュータが壊れた場合、あるいは別のコンピュータでZoteroを使い始める場合、あなたのアカウント情報を新しいコンピュータに設定してください。Zoteroはライブラリ全体をサーバ側からダウンロードします。
  
-上記2種類の同期化は同時行われる。自動同期化場合、変更あった数秒以内に同期化される。手動場合は、同期化アイコンクリックする必要がある+同期化機能を簡易バックアップのため使うこともきまが、ただしデータを間違って変更した場合、サーバー上も変更されるため真のバックアップではりません。例えばまちがって自分のコンピュータ上のデータを消してしまった状態で同期化した場合、サーバー上のデータも消されてしまう、同期化機能使ってデータを修復することはできません
  
-複数コンピュータで同じ同期化設定を使うことによって、同じライブラリを複数コンピュータで使用できるようになる。もし、同期化する前に複数のコンピュータでデータを変えた場合は、どちらの変更を優先すべきか確認画面があらわれる。+===== その同期方法 =====
  
-ライブラリはzotero.orgのウエブサイトコンピュータからでも、ログイン閲覧る(ジ左上方のMy Libraryタブから)。+理由が何あれZotero同期機能を利用することができない場合でも、いくつかの代わりの同期方法を選ぶことができま。たとえZoteroを[[kb/portable_firefox|Portable Firefox]] 上走らせ、あるいは[[Zotero data|Zoteroデータ]]をネットワーク・フォルダフォルダ同期サビス)を使って同期させる、あるいは、rsync のようなツールを使う、などです。これらのいずれの法も推奨されませんし、サポートもされないことに留意してください。これらサードパーティツールをZoteroデー保存フォルダの'Storage'ディレクトリの同期に用いるのは安全な場合が多いですが、一方、Zoteroデータ保存フォルダ全体(中心であるSQLiteデータベースを含むを自動化されたサードパーティのツールを使って同期させるとほぼ間違いなくこのデータベースを損傷するでしょう。これらの方法を使う場合、頻繁に[[ja:zotero_data|バックアップ]]を作成するように心がけてください