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ライブラリーにアイテムを追加する

このページでは、本や論文、ウェブサイトについての情報をクリックひとつで集める方法と、関連するPDFファイルや画像、リンクやウェブページをその情報とともに簡単に保存する方法を説明します。データやファイルは全てZoteroのライブラリーに保管されます。 ファイルの添付についてもっと詳しい情報もあります。

文献情報をウェブから自動的に取り込む

Zoteroのもっとも重要な機能に、ウェブページに文献情報があることを検知する能力があります。例えば図書館のサイトで本の項目を閲覧すると、Firefoxのロケーションバーに本のアイコンが表示されます。

このアイコンをクリックすると、文献情報が自動的にライブラリーに追加されます(Zoteroのウィンドウが開いている必要はありません)。Google Scholarなどの検索で複数のアイテムがある場合はフォルダアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると保存できるアイテムのリストが表示されるので、ほしいものを選ぶとそれらが自動的に保存されます。

特定のコレクションで作業している場合(Zoteroウィンドウの左の列で、マイ・ライブラリーではなくコレクションがどれかハイライトされている場合)は、情報はそのコレクションにも同時に追加されます。

Zoteroは文献情報の存在を検知するためにサイト・トランスレータsite translatorを利用しています。米国の殆どの図書館や、Amazon、New York Timesなどのサイトの他、数多くのデータベースに対応しています。対応しているどうかはロケーションバーのアイコンの有無で判別できます。対応しているサイトは随時追加され、それに応じてZoteroも自動的にアップデートされていきます。(対応サイト

識別子を使ってアイテムを追加する

ボタンをクリックすると、ISBN、DOI、PubMedIDの識別子を使ってアイテムを自動的にメタデータも含めてライブラリに追加できます。

自動追加されるデータの質は、データの出所に左右されます。Zotero は ISBN には WorldCat、DOI には CrossRef を利用します。どちらもかなり正確ですが、誤りを含んでいることはあります。とくに注意すべき点として、WorldCat からデータを取り込む際には筆頭著者以外が取り込まれないことが普通です。

ウェブページを保存する

ウェブページを保存するにはをクリック。ライブラリにぺーじについての基本的データを含むアイテムが作成される。

ウェブページのコピーを保存するように設定することもできる。閲覧したときのページの状態を見るにはアイテムをダブルクリックすればいい。

ページのコピーがない場合は、そのページの現状が表示される。

手動でアイテムを追加する

自動追加できないアイテムを手動で追加することも簡単にできる。

Zoteroツールバーの緑色のプラスサイン()をクリックすると表示されるリストからアイテムの種類を選んだあと、Zoteroウィンドウの右の列でデータを入力する。複数の作者がいる場合は、作者名の横のプラスサインをクリックすると追加できる。ファイルを添付したいときはアイテムにドラッグする。

他の文献管理ソフトからデータを移動する

以下のページはEndNoteからのデータの移し方を説明しているが、基本的な方法は他のソフトにも適用できる。

Importing Records From EndNote

アイテムのデータを編集する

編集したいアイテムを中央の列でハイライトすると、それのデータが右の列に表示され、各項目をクリックすることによって編集できるようになる。メモやタグ、添付ファイルなども追加できる。

その他のファイルをZoteroで保管する

情報を保管する以外にも、Zoteroはいかなるタイプのファイルでも保管できる。ファイルを追加するためには、中央の列にドラッグすればいい。特定のコレクションに追加したいときは、まず該当コレクションを左の列でハイライトしてから、中央の列にドラッグすればできる。アイテムに添付するときは、そのアイテム上にドラッグ。保管されているファイルをダブルクリックすると、Firefoxによって開かれる。HTMLなどFirefox自体がサポートするファイルタイプであれば、ブラウザウィンドウ内で、そうでなければ外部のソフトを使って開かれる。